Google Earthという素晴らしいフリーソフトを使って、ドイツクラリネット関係メーカーを地図上にプロットしてみました。ブルー系がクラリネット本体、クリーム系がリードor/andマウスピースのメーカーです。
ディーツやライトナー&クラウスは、同じNeustadt/Aischという町にあるヘルベルト・ヴリツァーから、またカールやフランク・ハンマーシュミットは、オーストリアの片田舎Wattens(クリスタルのスワロフスキーが有名)にあるオトマール・ハンマーシュミットから独立したマイスター達が楽器を製作しています。バンベルクのシュヴェンク&セゲルケは、古楽器製作や積極的商品開発とプロモーション活動により日本でも人気上昇中。クロンターラーは、珍しくもJohannaという女性マイスターが製作する、音色も造りも極上の楽器ですが、納期は3年以上と言われています。
古くからの楽器の町、チェコとの国境に近いマルクノイキルヒェンには、世界で唯一、エーラー式のコントラバス・クラリネットを製作するライデルがあります。一説によるとマイスター、ローター・ライデル氏は過去3本作ったそうですが、何とその内の2本をホルツ会員が所有しています。
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