文句の多い日記帳 by 意地悪Gさん 2006<< 2005年 |
|||||||||||||||||||
12月25日(日)快晴 | |||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
12月24日(土)掛川不知雪 | |||||||||||||||||||
なぜ渋柿の皮を剥いて戸外に吊るして置くだけでこんなに喩えようもなく美味しいものが出来るのか、自然の摂理の不思議を思わずにはいられない。どんなに技巧を凝らした高級料理よりも、昔ながらの素朴な食べ物の方が旨いというのは何だか愉快だ。「偉大なるものは単純なり!」と言ったのはフルトヴェングラーだっけ? |
|||||||||||||||||||
12月18日(日)大寒波襲来 | |||||||||||||||||||
生涯学習センターで「掛川市民音楽祭」が開催された。我らが「掛川市民オーケストラ」は、創立時の2002年から毎年「カルメン」組曲、「サウンド・オブ・ミュージック」、「くるみ割り人形」など市民に親しみのある曲を選んで参加してきた。ところが今年は一転してベートーヴェンの「第九」、しかも第4楽章だけである。全4楽章の中で最も(出来がわるく)やりたくない楽章だ。 この掛川にもご多聞に漏れず「第九を歌う会」というのがあって、これまで浜松からアマオケを伴奏に雇って音楽祭の最後を飾っていたのだ。ところが今年は事情が変わってきた。掛オケの方は3年間の行政からの財政的バックアップが断たれるのを機にNPO法人となり、運営費を自分達の手で、つまり営業をして稼ぎ出さねばならない。合唱団の方も高いギャラを払って遠くからオケを呼ぶより、地元のオケを使った方が経済的だと思ったに違いない。そこへ持ってきて、新市長は「全国第九を歌う会」の会長さんだそうで、当然音楽祭で地元の合唱団とオケが共演すると思っている。 そんな中でギャラの交渉を後回しにしたまま事がどんどん運び、とうとう最後になって両者の思惑の違いが表面化してもめてしまった。掛オケとしてはこの日のために何度も練習を積み、補強したトラにも謝礼を払わなければならない。「第九」の歌伴をやって赤字になる位なら初めからお断りだ。合唱団の本音は、地元のオケなんだからただでやってくれて当然だろう。イタリアから高名な(?)指揮者も呼んで来たし、オケにとっても勉強になったはずだ云々、といったあたりだろう。 本番自体は合唱団、オケ共に全力を尽くした最高の盛り上がりだったが、両運営サイドには後味の悪さが残る結果となってしまった。率直に詰めの甘さを反省し、今後の教訓として生かさなければなるまい。 |
|||||||||||||||||||
12月11日(日)ベッドの上で | |||||||||||||||||||
机の上には鉛筆1本と消しゴム以外は一切置いてはならないとのお達しで、風邪も峠を越したとはいえ鼻もかめず、ペットボトルも飲めずで苦しかったが、出来はまずまず。来月末の合否発表が楽しみだ。・・・マツと言えば、、、 会場となった簿記専門学校は浜松市の「根上がり松」というバス停の近くにあった。昔この近くの「蜆塚(しじみづか)」という遺跡のある町に住んでいたのでその地名は知っていたのだが降り立つのは初めてだ。帰りのバスを待つ間、あたりを散策してみると小高い丘の上にそれはあった。樹齢200年以上という巨大な松の太い根が、2m以上も地表に露出している。それはまるで大蛇のようでもあり、龍の胴体のようでもあり、人のようにも見える。う〜む何とも面妖な代物であった。 |
|||||||||||||||||||
12月10日(土)ベッドの中で | |||||||||||||||||||
明日がビジネス法務実務検定試験だというのに風邪をこじらせてしまった。受けるのは3級という一番易しい試験なのだが、なぜ法律用語というのはかくも難解なのだろう。「瑕疵(かし)担保責任」、「懈怠(けたい)」、「物上代位(ぶつじょうだいい)」、「牽連性(けんれんせい)」なんて意味よりもまず読めねーよ。「心裡留保」も「保佐人」も「附合契約」も初めは誤植じゃないの?って思った。極めつけは「意志の欠訣(けんけつ)」で、実は訣の字の偏は缶なのだが広辞苑にも載っていない。「根抵当(ねていとう)」はずっと(こんていとう)だと思っていた。これって重箱読みとか言って文法的に間違いじゃなかったっけ?まあ、文句を言っていても始まらないが、頭の中は法律用語と鼻水で一杯だ。 テキストを読んでる内に意識が朦朧としてきて、ほんと「医師の献血」がほしいよ。 |
|||||||||||||||||||
12月5日(月)う〜、寒! | |||||||||||||||||||
実にあわただしい週末だった。「自由演奏会2005」参加、青山秀直氏のクラリネット・リサイタル、「10日の会」のピアノ合わせ、「池辺さんを囲む会」への出席。そしてとうとう今回も「ホルツの会」は時間切れで参加できなかった。 「自由演奏会」はいつもながら楽しかった。チェロもヴァイオリンもリコーダーも来た。電飾ペンギン!もいたし、サンタクロースや着物姿の女性もいた。今年のハイライトは観客席の正面・左右に金管楽器を配したアイーダの「凱旋の行進」だったかな。500人の立体音響が会場に響き渡って迫力満点だった。ファンファーレを奏する金管の中にフルートがいたりするところがいかにも自由演奏会っぽくて良かった。皆すっかり自由演奏会の楽しみ方を身に付けているようだ。
「池辺さんを囲む会」は都立S高校の大先輩、池辺さんが創設した管弦楽部(S.P.O)のOB、OG達が、池辺さんの還暦と叙勲を祝おうと企画されたもので、全国各地から150人もが集まった。この日のためにOBと現役で組織されたオーケストラを池辺さんが振ったり、創部当時の写真や録音が披露されたり、歌あり演奏ありの楽しい時間を過ごした。皆40年振りに会うのだが、不思議と顔を見た途端、深い記憶のひだの中から当時の様々な想い出が鮮明に蘇ってくる。後輩が連れ立って挨拶に来て「Gm先輩には色々な事を教えてもらいました」なんて言われたが、きっといい加減なことを言っていたに違いないと恥ずかしかった。 「N響アワー」でお馴染みの池辺さんの駄洒落はこの日も全開で、「そこは硬めに、と言っても片目でウィンクするんじゃないよ」、「楽譜にタイが書いてあるけど他意はないんだ」、「感想をと言われても、今日は雨だから乾燥はない」などなど。時間が夜8時半を過ぎ、新幹線で掛川に帰らなければならないので2次会には出られない旨を伝えると「何だ!それは感・心・せん」と言われてしまった。「今日も舌好調ですね!」と返すのがやっとだった。
|
|||||||||||||||||||
12月1日(木)寒いのにコートがない | |||||||||||||||||||
ホルツのKn代表から嬉しい知らせがメーリングリストに流れた。来年のドイツ・クラリネット協会(DKG)シンポジウムが、ドレスデンで10月6日〜8日に開催されるとの情報が、セゲルケ氏を通じてもたらされたとのこと。しかも、今年7月の国際クラフェストで「ホルツの会」と一緒に演奏したセゲルケ氏がDKG幹部にその様子を報告したところ、「日本でドイツ管がそんなに普及し、かつ高いレベルで演奏されているのは非常に喜ばしい。」と感激し、我々を招待してくれるというのだ。もちろん自費でだが、プログラムに名前が載れば大手を振って参加できる。さらに、セゲルケ氏がバンベルクにある自分の工房やバンベルク交響楽団の演奏会を案内してくれるそうだから、これに応じなければ日本男児の名が廃るというものだろう。早速参加を表明した。 ざっとツアーのイメージを下のように考えてみた。フリーの10日にはバンベルクからほど近い(地図上では)マイニンゲンに足を延ばして、ミュールフェルトのベールマン式クラリネットを拝することだって夢ではない。ふふ、これから1年、楽しく過ごせそうだ。
|
|||||||||||||||||||
11月23日(水)(勤労感謝の日)何で出勤日なんだ? | |||||||||||||||||||
どんどん近付いてくる地球を自由に飛び回っていると、まるで未来の超高速宇宙船に乗って地球を探検しているような気分だ。 地方の都市は普通の航空写真並みの解像度だが、東京やロンドン、ニューヨーク、パリといった大都市ではビルは勿論、民家や路上の車1台1台まではっきり写っている。まさかと思って東京を探索したところ、何と実家の屋根や庭までくっきりと写っているではないか!しかもごく最近撮られた画像らしく、近所に新しくオープンした店を見つけた時には我が目を疑った。
これを使えば皇居の中も丸見えだし、ニューヨークなどは立体画像でビルの形状から高さまで判るので、テロリストにはお誂え向きのソフトに違いない。法的な問題はないのだろうかと心配になるが、まあ、そんなことは当局に任せておいて暫くはただで世界旅行を楽しむことにしよう。 |
|||||||||||||||||||
11月18日(金)めっきり寒くなってきた | |||||||||||||||||||
曲目はシューマンの幻想小曲集やウェーバーのデュオ・コンチェルタンテ、メンデルスゾーンの演奏会用小品などで、オッテンさんにしてみれば今更さらう必要などない演目ばかり。演奏も手馴れたというか、やや緊張感に欠ける生ぬるいものだった。「決め」の部分だけピアノと合ってればあとは適当に、という感じ。音色も中音域にウィーン管独特の溶け入る様な柔らかさが感じられるものの感動するほどの美音でもなく、数年前東京で聴いた音と変わりはなかった。クルマの中でNAXOSから出ている彼のシュポア第1、3協奏曲や大好きなポプリを聴きながら期待して来ただけにちょっと残念。どうしてCDはあんなに良い音で録音できるのだろう? シューマンはB♭管で演奏していた。次のウェーバーがB♭管だったからだろうが、ハンマーシュミットの音程の悪さが増幅されたように感じたのは気のせいか?曲趣からいってもやはりA管で吹いて欲しかった。因みに第1楽章中間部のアルペジョはノンブレス。フィンガリングは無駄がなく実に見事だ。キイから指が1cmと上がることはなく、スライドも指の先端が必要最小限に動くだけ。トリルやタンギングも流石に速い。オッテンザマーが本領を発揮するのはシュポアのようなテクニカルな曲なのかもしれない。 |
|||||||||||||||||||
11月11日(土)天気晴朗波高し | |||||||||||||||||||
風が強く白波が立っていたがサーファーにとっては絶好の日和のようで、波間には白いサーフボードと黒いウェットスーツが幾つも見え隠れしていた。 御前崎漁港の近くには沢山磯料理屋があって安くて新鮮な魚介類を食することができる。今日入った店も当たりで、刺身はもとより魚の頭が丸ごと入ったあら汁が絶品だった。帰り道で海を見下ろす素敵なカフェも発見し、とても得した気分の一日であった。 |
|||||||||||||||||||
11月5日(土)秋晴れ! | |||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
11月3日(木)どんより | |||||||||||||||||||
3年ほど前に世界最小5つ折という触れ込みの傘を千円で買い愛用していたが、先日もっとすごいのを見つけた。長さこそ5つ折には敵わないが更に軽量で薄型、しかもたったの5百円である。嬉しくなって細いのと平べったいのを両方買ってしまった。早速家に帰って計量してみると、愛用していた5つ折が160gに対し真ん中のスリムタイプが150g、右のフラットタイプは何と120gしかない。コンビニで売っているビニール傘はだいたい260gだから半分以下である。傘を拡げてみると、新しい2本は長いだけあって直径が89cmと5つ折より5cm広くなっている。これは意外にもビニール傘より6cmも大きいのである。3年間で更なる軽量化、面積の拡大、値段は半額。素晴らしい技術革新ではないか!気が付くと「Water Front」というブランド名が一緒だ。傘の骨に貼ってあるラベルを見ると東京洋傘学院と言うメーカーらしいが、その企業姿勢実に気に入った。 |
|||||||||||||||||||
10月16日(日)雨があがった | |||||||||||||||||||
1次会が5時半頃終わったので、2次会は失礼してホルツの会に行こうとしたのだが、「あの文集じっくり読みたいからGmくんも2次会に行きましょうよー」というおばさん達に敢えなく拉致されてしまった。2次会がお開きになる頃にはホルツの練習も終わる時刻だったので、そのまま3次会のカラオケに突入。何しろ皆同年齢だからレパートリーに気兼ねは無用だ。加山雄三あり、いしだあゆみあり、中島みゆきありの大懐メロ大会。僕がエーラー・クラを引っ張り出して「メモリーズ・オブ・ユー」を吹いたらアンコールが来たので、とうとう最後は「川の流れのように」をクラと“元少年少女合唱団”が大熱唱。こうして深夜まで続いた42年ぶりの同窓会はまたの再会を約して幕を閉じたのだった。ふ〜、我ながら酒も飲まずによくやるよ。 |
|||||||||||||||||||
10月13日(木)日向はまだ暑い | |||||||||||||||||||
ポストに珍しく葉書が入っていた。差出人は掛川市立中央図書館館長。何かと思って読むと「この度は貴重な資料をご寄贈いただき誠にありがとうございました」とあった。そう言えば以前、所有していた5、6冊の本を、よく利用している市立図書館に寄贈したことがあった。寄贈といえば聞こえは良いが処分といった方が正確だろう。本なんか1回読めばそうそう読み返すこともないし、かと言って捨てるのも勿体ないというわけで、狭い部屋に場所ばかり取って困っていたのだ。お礼を言いたいのはこっちの方だが、あれってもう半年以上前のことじゃなかったけ?さすが「スローライフ都市」掛川だけのことはあるな。 | |||||||||||||||||||
10月6日(木)秋雨 | |||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
9月30日(金)秋晴れ | |||||||||||||||||||
トリビアを一つ。スパムメールという言葉がある。いわゆる一方的に送られてくる迷惑メールのことだが、スパムとは何ぞやと調べてみるとこれが結構笑える。英和辞書を引いても出てこないが、それもそのはず、SPAMは米国の食品メーカー、ホーメル社の歴史あるれっきとした商品名なのだ。食べたことはないが塩辛い豚肉の加工食品で、お世辞にも美味しいとは言えないものだそうだ。このSPAMを有名にしたのは1970年代に活躍したイギリスのコメディー・グループ「モンティ・パイソン」が出演していたドタバタテレビ番組の一話だったそうだ。
|
|||||||||||||||||||
9月24日(土)曇一時にわか雨 | |||||||||||||||||||
連尺商店街は古くからの地元の店が多く、一体に品揃えが古臭くて接客態度もなってない。そのせいか休日でも人影はまばらだ。アーケードには何時もBGMに「夢は夜ひらく」が流れていて侘しさに花を添えている。先日商店街の店主が集まって対策を協議したそうだが、その席上、客が減ったのは商店街の道路幅を広げたのが原因ではないか?という意見が出たそうだ。トンチンカンも甚だしい。時代の変化と顧客満足を忘れた商店街に明日は無い。 |
|||||||||||||||||||
2005年9月15日(木)晴れ時々小雨 | |||||||||||||||||||
自宅で使っている東芝のノートパソコンのヒンジ(蝶番)が壊れてしまった。まだ買って2年にもならないのにである。
|