1 |
シ⇔レ
(ミ⇔ソ)
ド♯⇔レ
(ファ♯⇔ソ) |
|
|
右手と左手の小指を同時に上げ下げします。シがド♯になっても同様。両手の小指で、全く同時にキイを押さえるのは案外難しい。最も基本的で重要なエーラー指です。 |
|
難易度 |
★ |
|
|
出現頻度 |
★★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
|
|
便利だからといって、安易にパテントcisキイを使わず、音の良い正規の指使いで練習しましょう。 |
|
|
|
|
2 |
レ⇔ファ
(ソ⇔シ♭) |
|
|
いわゆるフォーク・フィンガリング(ガーベル)。これも最重要。覚えとして音符の上に○印を書きます。 |
|
難易度 |
★ |
モーツァルトなど古典楽曲には、1と2を組み合わせた属七の和音がしばしば現れます。 |
|
出現頻度 |
★★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
|
|
1と2に、後述する5を加えた音型も頻出します。 |
|
3 |
シ⇔ド |
|
|
左手人差し指と中指の交替運動。
ベームより音質の優れたドの指の形はエーラー吹きの証しです。 |
|
難易度 |
★ |
スラーを滑らかにかけるには指を高く上げないこと。 |
|
出現頻度 |
★★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
4 |
ミ⇔ファ
(ラ⇔シ♭) |
|
|
中指と薬指の交替運動。
便利な4番キイを使えない場合も多い(○印)ので、これも必須科目。
練習し過ぎによる腱鞘炎に注意! |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
5 |
レ⇔ファ |
|
|
エーラー吹き最初の壁。1同様、左右同時に動かしますが、指の上げ下げが逆になるので、より難しく感じます。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
|
6 |
シ⇔ド♯
(ミ⇔ファ♯) |
|
|
ニ長調以上に出てくる左手小指のスライド。筋肉を鍛えるしかありません。
パテントcisキイは音色が悪いので、できるだけ使わないように。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
7 |
ド⇔ミ♭
(ファ⇔ラ♭) |
|
|
変ロ長調(ト短調)以上で出てくる右手小指のスライド。これも避けて通れないエーラー必須科目です。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
8 |
ド♯⇔レ♯
(ファ♯⇔ソ♯) |
|
|
ホ長調(♯3つ)以上で出てくる左右小指のコラボレーション。フレーズの中では、殆ど6と8を足した動きになります。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★ |
|
9 |
ド⇔ファ
(ファ⇔シ♭) |
|
|
右手中指と小指を同時に上げる運動。へ長調の曲では頻出します。
日常生活には無い動きなので、慣れるまで繰り返し練習しましょう。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
|
ミ♭⇔ファ
(ラ♭⇔シ♭) |
|
これは9のバリエーションで、右小指がド(ファ)ではなくミ♭(ラ♭)になります。
♭系の曲では頻繁に登場します。 |
|
難易度 |
★★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★★ |
|
|
10 |
ソ⇔シ♭ |
|
|
音色がソフトなエーラー特有のガーベルです。曲のフレーズによっては非常に有効なので積極的に使いましょう。 |
|
難易度 |
★ |
|
|
出現頻度 |
★★ |
|
重要度 |
★★ |
|
|
非常に速い動きにも適しています。 |
|
11 |
ミ♭⇔ファ |
|
|
ファやミ♭の替え指が使えない場合の難しい動きです。
ミ♭からファへのスライドがやり易いように日頃からサイドキイの高さを調整しておきます。 |
|
難易度 |
★★★ |
|
|
出現頻度 |
★ |
|
重要度 |
★ |
|
|
ドビュッシーはエーラー吹きに意地悪な曲を書きました。 |
|
12 |
シ⇔ソ♯ |
|
|
左小指を手前にスライドさせる高等技術。シがド♯の場合もあり、スラーが付くと更に難しくなります。これもキイの高さの調整が大事です。 |
|
難易度 |
★★★ |
|
|
出現頻度 |
★ |
|
重要度 |
★ |
|
独・墺のオケでブラ1の2楽章のソロをB管で吹くのは、指の易しさも理由の一つかも。 |
|
エーラー指満載!総合チェック曲:H.Rabaud SOLO DE CONCOURS 冒頭 |
|
(last revised 2019.02.07 by Gm)
|